<テレビウォッチ>「ドキドキ、わくわくした……そういう感覚が政治のレベルを落としているんです。残念ですよ」
キャスターのみのが言った一言が呼び水になり、スタジオ内に自民党への批判が噴出した。
自民党が主催し、小泉進次郎議員が地元の海上自衛隊横須賀基地を案内する『基地ツアー』を12月13日行った。
ホームページで募集したところ、定員50人に約5000余の応募が殺到した。
抽選の結果、100倍にのぼる倍率を突破した参加者は、番組のカメラが映しだした映像を見る限り女性が多い。
なかには抽選に外れた女性まで詰めかけ、俳優の兄、孝太郎とダブって見えるのか、「ツアーには入れなかったが、会えてよかった」と、小泉議員の写真をバチバチ。
なかには「自民党の若い世代の議員がどういう姿勢なのか確認しに来た」という中年男性もいるにはいたが……
みのが発した厳しい反応に、スタジオのコメンテーター、末吉竹二郎(国際金融アナリスト)がさらなる厳しい指摘を……
「小泉(進次郎)さんは新人、素人ですよ、プロの職業的政治家が骨太の政策論争を持ち出して自民党を立て直さないと。にわか議員を表に立てて人気を取っているようでは全くダメだと思う」
続けて杉尾秀哉(TBS解説室長)も……
「何でもいいから話題になりたいということはあるんでしょうが、自民党の提言を聞いているとものすごく内向き。保守政権として大成するとか、地域の絆とか、敗北のトラウマが抜け切れていない」
ただ、道あゆみ(弁護士)は、上記2者とはちょっと違い、「フレッシュな政治家への期待もある。旧世代に対する失望もあって、生まれ変わってほしいという期待と思う」と、参加者に理解を。
当選して3か月ちょっと。フレッシュならいいというわけでもないし、どん底の自民党が生まれ変わるための政治家として期待するには早すぎる。
最後にみのが「残念ですよ。日本の政治がどういう状態の中にあり、どうあるべきかをもっと模索してほしいですよ」と、議論の流れを元に戻した。