<テレビウォッチ>「あまりにもお手盛り。やり過ぎじゃないですか。普通のサラリーマンでは考えられますか?」と、キャスターのみのが吠えた。独立行政法人が職員に支払っている諸手当のお手盛りぶりだ。
総務省の政策評価・独立行政法人評価委員会が12月9日、独法の給与水準や業務の評価結果を発表したが、国家公務員に比べケタ違いの手当てが浮き彫りに……
とくに目立ったのは住宅手当て。沖縄科学技術研究基盤整備機構は研究者に月額上限16万円(国家公務員上限2万7000円)と設定。
通勤手当も、日本貿易保険や経産省所管の産業研究所など4独法で月額上限10万円(国家公務員は同5万500円)に。
日大教授の高木美也子は「ケタが違うという感じがする。沖縄科学技術研究基盤の場合は、全国各地から有能な研究者を集めようとして始めたところ。住宅手当てを高くしないと集まらないのかもしれない」と。
これにジャーナリストの嶌信彦が「それなら高い手当てについて説明しないと……」。TBS解説委員の柴田秀一は「本給はいくらか見てみたいね」。
しかし、これだけ職員に手厚い手当てだと、独法の幹部に天下っている元官僚はさらにお手盛りになるのも当然か。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト