「菅亀」怒鳴り合いの深層 次期総理のイス巡り…

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<テレビウォッチ>小春日和が続かない今冬の天気に似てきた鳩山政権。今や嵐到来の予兆が……

   番組に飛び入り参加した岸井成格(毎日新聞特別編集委員)が「水面下では、首相の顔を代える動きが話として進んでいる」というのだ。

   日米関係に影を落とす米軍普天間飛行場の移設問題、ごたごた続きのすえ決まった2次補正予算、鳩山首相の偽装献金問題から噴出した母親からの巨額な資金提供……と内憂外患どころではなくなった。

   永田町では3つ合わせて『トリレンマ』と呼ばれているそうだが、嵐の兆しが見えたのは12月8日朝、首相官邸で行われた菅副総理と亀井金融担当相の怒鳴り合い。

   発端は、国民新党の亀井代表が4日の臨時閣議と閣僚委員会を欠席し会談がお流れになったこと。

   カチンと来た菅副総理が経済対策を決める8日の基本政策閣僚委員会で「このあいだは何で来なかったのか。3党連立政権であると同時に鳩山政権だ。亀井政権ではない」と怒りを爆発させた。

   30分間の予定の会議が20分間怒鳴り合いに費やされ、経済対策の議論はほとんどできなかったという。

   飛び入り参加した岸井が次のように話す。

「民主党は解散・総選挙を基本的にやりませんから4年間は続くという前提になる。もし、つまずけば、鳩山さんの顔を代えるということになり、水面下の動きの話として進んでいる。つまずいて鳩山さんが政権を投げ出すと誰に繋げるか。そこに菅さんと亀井さんの喧嘩の背景がある。亀井さんは自分が総理になると思っているのですよ」

   加えて8日には、母親から同じように資金提供を受けていた弟の鳩山邦夫・元総務相が自身のパーティーで発言、兄の偽装献金問題の火ダネに油を注いだ。

「親子の貸し借りという論理は国民に通用しない。援助してもらったと思われるのは当然。きちんと贈与税を支払うのが私の責任の取り方だ。私の政治資金報告書は1点の曇りもない。虚偽記載という犯罪行為はしていません」

   元鳥取県知事でコメンテーターの片山善博は「このままで行くとズルズルと支持率が下がる。結局、麻生政権や安倍政権と同じような状態になってしまう」と。

   最後に、キャスターのみのが「へ~、すごい話になりそう。『次期政局はどうなるか』番組を切り替えますか……」。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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