<テレビウォッチ> 鳩山首相が「今日中(12月7日)には決まる」といっていた第2次補正予算が決まらなかった。民主党が出した7兆2000億円(当初7兆1000億円)に、8兆円を求める国民新党が「ウン」といわなかったからだ。
7日22時すぎ、調整にあたっていた国民新党の下地幹郎政調会長は、「政府は1000億円をプラスしたが、返事をしなかった。明日(きょう8日)亀井大臣がどんな答えを出すか」といった。
三反園訓は、「亀井さんとは喧嘩状態にあるのは間違いない。しかし、今回はやむを得ないところがある。いい予算をつくっても、参院を通らないと何にもならない。亀井さんは知っているなと思うが、鳩山さんも説明不足」という。
もとは2.7兆円、麻生政権の第1次補正予算を削った金額だったが、国民新党はこのとき、11億円を要求していた。それが、7.1兆円、さらに7.2兆円までいったが、この上積み分1000億円も財源をどうするか。藤井財務相も「建設国債ということもあるかも」と。
鳥越俊太郎は、「デフレが止まらないので、大幅な財政出動が必要になったという判断だろう」
赤江珠緒が「事業仕分けであれだけ細部を切ったが、それではダメということ?」
三反園は、「補正でこんなだと、本予算がどうなるんだろうと心配になる。菅さんが機能していないのが大きい。これを教訓に、鳩山さんがどう自分のカラーを出していくか」
小木逸平は「数字のゲームみたいになっている」
若一光司が、「政策協議の段階で、日常的な協調性に欠けている。また、鳩山さんの指導性も欠けている」と。
結局、7兆2000億円で合意し、閣議決定した。