「大そうじ川柳」の現実 そのとき夫は見た!

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   <テレビウォッチ>番組冒頭、ナレーターによって川柳が詠まれる。

「せまい家 掃除の時だけ ありがたい」
「しつこいの あなたのギャグと 風呂のカビ」

   何かと思って見ていると、「生活用品の製造販売を手掛けるメーカー、ジョンソンが募った、おおそうじ川柳」(ナレーション)だという。年の瀬の一大イベントである大掃除にことよせて募集したところ、9875句寄せられたそうだ。

   入選作が再現映像とともに紹介され、海附雅美リポーターが説明を加えて行く。

「大掃除 妻はランチへ 子は塾へ」――せつないお父さんの気持ち
「残そうか 孫の落書き 宝物」――おばあちゃんの温かい気持ちです
「歯ブラシで 掃除もいいけど それ俺の」――悲惨な現場を見てしまった夫の句

   よせばいいのに、さかもと未明(漫画家)がサービス精神を発揮しようとする。

「私、家政婦さんに全部頼んでしまっているじゃないですか。知らなくって、家政婦さんがいつも掃除で使っている歯ブラシを、カビキラー臭いと思いながら半年使っていました」

   さかもとが意識していたかどうか不明だが、「カビキラー」はジョンソンの製品らしい。

   加藤浩次が「それ未明さんが悪いんじゃない? 家政婦さんは一生懸命に掃除してくれている。家政婦さん、悪くないよ」と、口をとがらせる。テリー伊藤も「そんな話、聞きたくないよ」と手厳しい。旗色の悪いさかもとは、笑って受け流すしかなかった。

   ちなみに「おおそうじ川柳」の最優秀作は「有料で 出せないゴミを また収納」。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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