<(上)から続く>鳩山首相の偽装献金問題は玉虫色決着になりそうだが、それでも「小沢一郎 鳩山を切る!」(現代)。「後任は菅か岡田か…ザ・12月政局」(朝日)と、鳩山さんの首は近いと予測する。
文春は、鳩山家のゴッドマザー安子さんから、9億円ものカネが総理に渡っていたことを取り上げ、偽装献金の原資になったのはそのうち約1億円であることから、これは贈与税逃れを疑わせる「脱税」ではないかと斬り込んでいる。自民党側は、安子さんを参考人として国会に呼ぶべきだと吠えるが、そうした事態になれば、鳩山さんは首相の座を投げ出すかもしれない?
鳩山家の嫁姑関係
新潮は、鳩山夫人・幸さんと安子さんの嫁姑の仲は、弟・鳩山邦夫氏の妻・エミリさんほどよくないと、こんなエピソードを書いている。
由紀夫・幸さんの新婚時代、安子さんが「新婚夫婦には何かと物入りだろうという配慮から」三越の外商部に話を通して、夫婦の買い物の支払いを安子さんが支払っていた。それと知らずにポンポン買い物をしていた幸さんは、1年が経過しても夫の口座から引き落としがないことに気が付き、三越の担当者に聞いたところ、安子さんが払っていたことを知った。それで担当者を怒鳴りつけたというが、それは、自分が買った物や金額が安子さんに全部ばれていたからバツが悪かったので、それ以来、2人の間には確執があるというのだ。
「支持率60%『民主党政権』80日間の金と嘘とブレの研究決定版」では、「やっぱり9兆円削減は画餅」「バラマキ『子ども手当』から大増税がスタート」「『自公政権』より悪い『天下りOK』の屁理屈」など、批判のオンパレード。文春も同様に、「鳩山デフレ超ド級不況が来た」というタイトルで、深刻なデフレで、給料は下がる、就職率内定率は62.5%と過去3番目に低い、IMFによれば、国の借金の割合は、主要20か国中ダントツのワースト1位だと並べ、それにもかかわらず、連日のように夫婦そろって高級店を食べ歩いていることを皮肉っている。