メダリストが仕分けに不満、でも… 年寄りがあんなについて行く必要ある?

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<テレビウォッチ>事業仕分けの結果に対して、科学技術のノーベル賞受賞者に続いて、今度はオリンピックのメダリストらが声をあげた。

   フェンシングの太田雄貴、レスリングの吉田沙保里、アーチェリーの山本博、ウエートリフティングの三宅宏実、陸上競歩の山崎勇喜、水泳の入江陵介ら。

   「子育て支援同様に、夢や希望を」(三宅)、「マイナースポーツの現状を知ってほしい」(太田)、「だれかが代表で行かないといけない」(山本)……。コーチ陣も「私らにとっては死活問題だ」と。

   レポートの所太郎は、「反対というより、マイナースポーツを助けてくださいという悲鳴にも似た声」という。

   スポーツへの助成金は、国庫補助金と独法・日本スポーツ振興センターの基金(国・民間)とTOTOの3つがある。今回の仕分けで縮減とされたのは国庫補助金だが、仕分け人の意図は、3つを整理しろということらしい。TOTOの売り上げが予想以上だったなどの背景もある。

小木逸平「減らせという話じゃないのか」
所「ありようを問うている。競技団体役員の不祥事なんかもあったし」
鳥越俊太郎「センターには天下りの人がいたりで、簡素化したりそういう意味も含まれるわけか」
赤江珠緒「選手はTOTOのお金が余っているなんて、分かっていなかったのかもしれませんね」

   TOTOの昨2008年の売り上げは、過去最高の897億円で、ここから116億円くらい出せる。しかしその前年は7850万円と波があり、申請が少なくて55 億円ほど浮いてしまっていた。

所「だから太田選手のように、もっと状況を知っておこうというような発言にもなっていた」
鳥越「太田選手の話はよかった」(太田選手は「税金で派遣されることに感謝の気持ちで行けるアスリートが増えるといいな」と言っていた)
小木「要するに中抜きですよね」
落合恵子「不祥事があるから、透明化はいいことだ」
森永卓郎は、「分配の問題だ。遠征なんかになぜあんなに年寄りがいっぱいついて行くのか。選手と同じジャケットを着るのか」「山本さんは、大型の免許をとって、自分でバスを運転して選手を運んでるんだそうです。メダリストがそんなことをしなくてはいけないのは、分配がおかしいんだと思う」
赤江「これを機に、お金の流れを見直してほしいですよね」
所「ビジョンをもってね」
それが、まさしく仕分けの目的だろう。
文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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