地方議会と小沢戦略 「自民の息の根止めるには…」

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<テレビウォッチ>「12勝19敗」というボードをしめして赤江珠緒が、「総選挙で圧勝のあとの首長選挙での民主党の結果です」という。この数字の勝ちのうち5つは相乗りだったから、「相乗り禁止」を打ち出した小沢戦略はさらに分が悪い。

   おととい(11月29日)の岸和田市長選で勝った自民推薦で現職の野口聖市長は、「実際に町を回ってみると、あの風(民主)がやみつつある」といった。差はわずか 2600票だったが、敗れた西出秋雄候補を応援した中川治衆院議員も、「市議が2人しかいない。10人は欲しい」と。まさにここがポイントだ。

   小沢幹事長はこの結果にも、「たとえ敗れても、候補者を立てるのは良いことだ」という。先11月24日には、地方の女性議員を集めて「地方で過半数をとらないと、本当の政権基盤は作れない」と檄をとばした。

   作家の大下英治が解説する。「選挙をいちばん知っている小沢一郎が、1番おびえている。地方をおさえなければもう1度自民党にひっくり返される可能性があると、必死なんです」「陳情の窓口を幹事長に1本化したでしょう。これを選挙につなげる意図からだ。まだ残ってる自民の根を絶つため」

   地方の足腰の弱さは民主党の課題だった。連合の南雲弘行事務局長も、「地方議会ではまだ自民が多数だ、このねじれを直さないと」という。首長選挙でも国政選挙でも、地方議員の動きがカギを握る。

   赤江が「小沢さんの真の狙いは?」

   三反園訓「この結果に悲観はしていない。小沢さんは今の地方の力は序ノ口程度と思ってる。だから1番力を入れているのは、来年の参院選と同時に 2011年の統一地方選。これに勝てないと、いつひっくり返されるか分からないと……」

   鳥越俊太郎が、「自民党は半世紀以上、民主党はできたばかりなんだから。本来なら市議、県議になる人たちが、先の選挙で国会議員になっちゃった。地方議員が育つには時間が必要。いまは上が下を支えてる」

   三反園は、「小沢さんは完全に自民党を潰そうと思っている」。

   そのやり方、選挙のやり方は、かつての自民党のやり方なんだよねー。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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