「米軍への予算」他国の「数倍から10倍」 日本の「思いやり」は妥当か

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<テレビウォッチ> 事業仕分け8日目の昨日(11月26日)、注目のマトは「安全保障という錦の御旗の下で『聖域』化されてきた」(蓮見孝之アナ)「思いやり予算」だった。

   みのもんたが「聖域なんて国民の前にあるわけない」と、きれいごとを吐く。

   だが、現場では飛ぶ鳥を落とす勢いの枝野幸男仕分け人リーダーですら「仕分け自体が決定機関でないことに加え、米軍との地位協定という問題がある。議論のしにくさもあることを前提にご議論いただきたい」と及び腰で切り出していた。枠をはめた感じだ。

   結果は、「予算計上見送り」や「縮減」にまでは踏み込まず、「見直し」。

   みのが「国民の生活が主体なのか、安全が主体なのか、両方、大事なんでしょうね」と、コメント陣に変な振り方をする。

北川正恭(前三重県知事)は「昔は、税収が右肩上がりでアレもコレもできた。そんなときに野党から追及された金丸さんが『そんなことわかるか、思いやりだよ』と言ったことが聖域になった。それが段々おかしくなってくる。1回オープンにして、聖域なしでゼロベースから見直すことは、政権交代のいい作用だ」と、「仕分け結果」を評価する。 吉川美代子(TBS解説委員)は「ほかのアメリカ軍がいる国と比べて日本は、数倍から10倍の思いやり予算をつけている。だから、アメリカは、戦略的にも在日米軍がもっと少なくてもいいけど、日本が出してくれているからいてもいいかと思っているんじゃないか、と言う人がいるくらい突出している」と語った。

   少なくとも「思いやり」という冠くらいは「廃止」してもいいのではないか。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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