五輪強化費の削減仕分け 小倉智昭「冷たすぎる!」

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テレビウォッチ>話題の「事業仕分け」を笠井信輔がのぞいてきたらしい。「予想以上に面白い。聞きしに勝るテンポの早さ。ただ、冷静に見る時間帯も必要かなと」

   中野美奈子が「見ている人が声をかけたりは?」

   「いや、ヤジをはさむ余地もないほど、ぎゅーっとやってる」

   小倉智昭は、「たしかに、国民にとって非常にいい」といいながら、やや気色ばんで、「あの事業仕分け人というのは、どの程度ご存知なのかな」

   笠井「それぞれの専門分野の人」

   小倉は「オリンピックの強化費を削減と出ましたが、スポーツのことがわかる人はいたのかしら」と、これが言いたいらしい。

「たとえば技術の革新に夢をもったり目標を持ったりすることに、ちょっと冷たすぎないか。ノーベル賞の先生たちも『このままでは日本の科学技術は衰退してしまう』といってた。宇宙開発にしても、たとえ失敗しても、その過程で技術を得ていくものでしょう。将来に重要なことだと思うんですがね」

   「子ども手当だって、将来のため。そうであれば、オリンピックでメダルをとろうと努力している選手たちに国が力を貸すのは当然でしょ」と、オリンピック強化費の額を並べた。

   日本は27億円。「メダルで上位3位に入りたいとがんばってるのに、何ができますか。あの小国のシンガポールですら148億円、ドイツは270億円」と声を張り上げた。「削ることばかりに目が向いているのが残念でならない」

「たとえば『ボブスレーやリュージュはいくら強化してもメダルなんかとれないでしょ』とか『オリンピックは参加すればいい』という発言があったそうですが、それじゃマイナーなスポーツやってる人たちは立つ瀬がない。それならば、他に削るものがあるでしょうと思っちゃうんですがねぇ」

   岩上安身は、「いままで聖域になっていたところに切り込んだのはすばらしい。科学技術は聖域化してた部分もあるから。ただ、科学技術もスポーツもそうだが、議論しても結論が出ないものもある。そういうものは、第2ラウンドとか敗者復活とかがあっていい」

   佐々木かをりは、「仕分け作業はあの1時間だけではなくて、事前に膨大な資料をみてヒアリングもしている。また、あれが決定じゃないということも分かって見たほうがいい」

   そのままトップニュースも事業仕分けの話になったが、傍聴者の数がどんどん増えているようで、きのう(11月25日)は2000人、大学生や高校生もきていたという。

   きょう午後には聖域のひとつ、「思いやり予算」が俎上にのぼる。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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