<テレビウォッチ>実際は献金されていないのにあったように装う鳩山首相関連の『虚偽献金』問題が新たな展開を見せている。ことし(2009年)6月、首相は「ウソの記載は4年前から」と公表したが、実は10年前から行われていたことが関係者の証言で明らかになったというのだ。『虚偽献金』は会計担当の公設秘書が扱ったとして、この秘書が既に解任されている。
番組は、03年7月23日付の鳩山由紀夫議員のメールマガジンを掘り起こす――政治家は金銭にからむ疑惑事件が発生すると、しばしば「あれは秘書がやったこと」とうそぶいて自らの責任を逃れようとしますが、とんでもないこと……秘書が犯した罪は政治家が罪を受けるべきです――
コメンテーターの片山善博(前鳥取県知事)は「言ったなら守らなきゃいけないし、守れないなら予め言わないこと」とクギをさす。
杉尾秀哉(TBS解説、専門記者室長)も「過去の発言から照らしても(秘書に責めを負わせるのは)おかしい。法的責任は仮にないとしても少なくとも道義的責任はある。ご自身どうけじめをつけるのか」と、きつかった。
片山はさらに「教訓は、政治家はお金を使わないこと」とした上で、「今までは政治家がいろんなところから違法にお金を集めて問題になった。今回は、有り余るお金をどう使うかが問題になっている。めずらしいケース」と述べた。
要するにズボラということだろう。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト