<テレビウォッチ>今2009年の紅白歌合戦の出場者がきのう(11月23日)発表になった。初出場のなかに「嵐」が入った。結成から10年目。なぜいまごろ初出場なの?
デビューしたとき、ハワイから中継した「とくダネ」の映像が残っていた。小倉智昭が「なんで嵐なの?」と聞く。
相葉雅紀(当時16歳)が、「世界中に嵐を巻き起こしたい。あと50音順でいうと『あ』が1番最初だから頂点に立ちたい」と答えている。
このとき大野智18歳、桜井翔17歳、二宮和也、相葉雅紀、松本潤は16歳だ。彼らも小倉も若いが、ちらりと出た佐々木恭子も、まあ若いこと。
「嵐」と言えば、昨年のオリコン年間シングルランキングで1位2位。今年8月の初の「ベストアルバム」は137万枚超、同じ8月には国立競技場で3日間連続公演は史上初、ドラマ出演など、いまや飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
初出場には、同じジャニーズ事務所から女子バレーボールの応援で誕生した期間限定の「NYC boys」が入っていて、会見でも「なんでボクらがここにいるんだろう」。これに較べると、「嵐」の初は奇妙なほど遅い。
ジャニーズからはこの15年常連の「SMAP」「TOKIO」がいるから、計4組が出るが、これは21年ぶり3回目だという。
小倉が「嵐は出たかったんですよ」という。
大村正樹が、「嵐」の苦節10年を解説したが、デビューのあとは昨年までとんでいる。そしていきなり「国立競技場公演」で、これは「SMAP」「ドリカム」に次いで3組目。さらに今年は史上初の3日連続公演となる。また、年間シングル1、2位独占は19年ぶり5組目。今年発売のシングル4枚は初動売り上げで1-4位を独占していると。
また、同じ1999年デビューには、「GACKT」「ポルノグラフィティ」「倉木麻衣」がいるが、すでに紅白にはそれぞれ5回、8回、3回も出ている。
小倉は「毎年紅白はどうだい?と聞くと、ジャニーズ事務所が……という話ばかりだった」
前田忠明は、「88年以降ジャニーズからは2組となってたが、別に決まりはなかった。ただ事務所が他社とのバランスをとっていた。それが60周年で若い人たちを取り戻したい。だれがいいか、となれば人気ナンバーワンの嵐だと、NHKは早くから交渉していた」
小倉「いま、集客能力ナンバーワンは間違いない。チケットがとれない。家族でもダメとか」
竹田圭吾は「(4組出ると)今度は順番がどうなるか、かな」
大村は、「去年、一昨年と、フジテレビの年末カウントダウンは嵐がメイン司会だったんですが、これがどうなるか、お楽しみに」
小倉が内幕を。「10年前、大野君が辞めたい、コンビニで働きたいというので、それじゃハワイへ連れて行こうと。で、向こうへ着いたら、『きょうからは嵐だよ』となって、今日に至る」
中野美奈子が「ホント仲がいいんですよね。フジテレビもよろしく」