大臣が「仕分け人」に圧力 その大臣は誰なのか

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テレビウォッチ>「事業仕分け」の前半戦が終わったところで、番組は「作業チーム」の「仕分け人」2人をスタジオに招いた。菊田真紀子衆院議員(40)と尾立源幸参院議員(46)である。前者は、廃止、見直し、削減の判定が殆どの中で、「優良児童劇巡回等事業」について、めずらしく「予算どおり」という「政治判断」を下したことで、後者は、「天下り事業」を鋭く追及することで、ともにメディアへの露出頻度が多い「スター」になっている。

   現段階で浮上した「1時間では短かすぎないか」「素人が判定できるのか」といった課題に、「事前に役所と議論を交わし、現地の視察も行なうなど、準備をしており、公開作業は最終ラウンド」「素人の方が新鮮な感覚をもって発言している。プラスの面が多い」と反論するなど、破綻は見せない。仕分け対象事業側にとっては手強そうだ。

   コーナー終盤、みのもんたから「担当大臣が『やめろ』と言ってきませんか」と問われた菊田は「あります」。小松成美(ノンフィクション作家)が「そういうプレッシャーにはどんなふうに対応するんですか」と尋ねる。「毅然と自分たちの使命を果たしたい」と菊田が言うと、尾立は「われわれの役割はカットすること。プラスする方は国家戦略局か各大臣がやるべき」と語る。

   聞いていた嶌信彦(白鴎大学教授)が「内閣全体では査定大臣になれ、要求大臣にはなるな、と言われていたんだもんね」と述べる。小松からは「がんばれ」の声すら出た。番組は「仕分け人」2人を励ます会と化した。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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