市橋容疑者の連行写真 「成功」したのはこのマスコミ

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<テレビウォッチ>オープニングなしでいきなり市橋容疑者逮捕のニュース。小倉智昭が、「驚いたのはこの事件、発生直後よりも、顔を整形していたとわかってから、そしてきのうの逮捕と、どんどん取材がふくれあがったこと」といった。

   とにかくすさまじいカメラと取材記者の数だった。大阪・住之江署から新幹線の新大阪、東京駅、行徳署まで。ずっとフラッシュが光り続けた。おそらくオウム事件以来だったろう。

   その理由を大村正樹が説明した。「最近の警察は、容疑者の顔写真を出さない可能性がある。すると、公判まで『実際の顔』がない。だから各社必死だった」

   「幸いフジテレビは、東京駅で車に乗り込む一瞬を捉えていた。手配写真にくらべ、頬がこけていた」と。

   そして、各社の成果も見せた。「読売新聞が唯一、新大阪駅で近接で撮っていた。毎日は鼻から下だけ。サンケイはちょっと目が開いている」。朝日は黒い布をかぶった姿しか撮れていなかった。

   その大村はきのう(11月10日)は、対馬にいたのだそうだ。フェリーで韓国へ行くかもしれないという情報があって、現に警察が聞き込みにまわっていたのだと。帰る途中で「逮捕」の報が入って、大阪から車で戻ったのだと。ご苦労様。

   警察が「整形後の顔」を公開してからわずか5日で、2年8か月に及ぶ市橋の逃走劇は終わった。大阪南港のフェリー乗り場で逮捕された市橋は、「自分は市橋です」と認めたが、これまでのいきさつについては「話したくない」といっているという。

   逮捕の報を受けて両親がカメラの前に立った。「ホッとしました。これ以上逃げても、リンゼイさんのご両親にもわれわれにも苦しいだけ。はっきり内容を話して、罪の償いをしてほしい」

   高木美保が、「こんなちゃんとしたご両親の子どもがなぜ?」

   小倉は、「(大阪の建設会社で)落ち着いた日々だったんだから、自分で(整形に現れて)騒ぎを大きくした」

   大村も「墓穴を掘ってます。福岡で(整形を)断られて、そのまま寮に帰っていれば、わからなかった」

   まずは、リンゼイさん殺害について、その後どのように逃走を続けていたのか、最初に顔にメスを入れたのはだれか。長い取り調べになるのだろう。

   ところで、懸賞金の1000万円はどうなるのか。もっとも効いたのは、いまの顔を写真に撮った整形医だろうが、何人かで分けることになるのだろうか。ちょっと気になる。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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