<テレビウォッチ>日本で最も名前と顔を知られた犯罪者の1人が「ようやく逮捕された」(みのもんた)。英会話学校講師の英人女性(当時22)の遺体を遺棄した疑いで手配され、逃走中だった男(30)が、大阪南港のフェリー乗り場で取り押えられたのだ。
沖縄へ向かおうとしていたらしい。フェリー会社から大阪府警への通報が逮捕につながったという。2007年3月26日の事件発生から961日で、一応の終止符が打たれたことになる。
新幹線での新大阪から東京への護送は、ごった返す報道陣で、もみくちゃ。東京駅で警察の車に押し込まれる際、容疑者の頭部を覆っていたジャケットが外れ、一瞬、顔の一部が露わになった。
杉尾秀哉(TBS解説委員室長)は、「公開された手配写真より、かなり細い感じ。逃亡の疲れ、精神的に追い詰められた状況があったのではないか」とし、容疑者の整形写真の公開後5日で逮捕されたことについて、「報道を見た市民の目がすごい」と話した。川戸惠子(TBS解説委員)も「みなさんが関心を持って、1日も早く捕まってほしいと思った証し」と言った。
杉尾によると、情報提供者に警察がかけていた1000万円の懸賞金は、名古屋の美容整形、容疑者を雇っていた大阪の建設会社、フェリー会社などの関係者が、それぞれの貢献度に応じて分け合うことになるそうだ。
文
アレマ| 似顔絵 池田マコト