「沖縄何度犠牲にすればいいんだ!」 ソーリ脳卒中寸前

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<テレビウォッチ>このごろ、スタジオを飛び出して、問題の現場を精力的に視察する太田光総理(爆笑問題)。今回も小さな国会の収録の当日、議事がはじまる前にソーリご一行は沖縄を訪れていた。

   普天間基地の周辺や辺野古を周り、辺野古の海岸で座り込みを続ける米軍基地反対の住民から話を聞いた。「この島からベトナムやイラクに出撃するのを見てきた。こんな悲しいことはない。この島を人を殺すために使われたくない」「アメリカは土地が広いのに、なんで狭い沖縄に基地を作るのか」などの意見を聞いて、ウンウンとうなづくソーリ。

辺野古を視察

   基地が移ってくるかもしれない辺野古の海を目の当たりにしたときは、持ち前のキャラに似合わず、素直に感動した様子を見せ、まるで女子高生か相方の田中裕二が言いそうな感想を述べた。「キレイな海だね。色が全然違う。エメラルドグリーンなんだね。はじめて見た」

   そして、国会でぶちあげたマニフェストは「アメリカに今後1円も払いません! 米軍には出て行ってもらいます」。これで基地問題も一挙解決か!?

   本来ならば、政権与党の民主党とやり合うのが筋のはずなのだが、今回は元防衛相で自民党政調会長で、ソーリの天敵であるマッチョ石破茂が出演。日米関係やら安全保障に関する日本政府のこれまでの立場を(正当化して)解説し、それにソーリがことごとく噛みつく展開となった。

   全国に米軍基地があり、思いやり予算まで払ってることを良しとしないソーリは「あんた日本を守るための政治家だろ! なんでこんなにアメリカにゴマすってなきゃいけないの!? カッコ悪いよ!」と石破を批判。石破のほうは変わらずいつもの口調で喋り続けるが、ソーリのほうは脳卒中でも起こしそうなほどボルテージがどんどん上がっていく。

「法案」は否決

   米海兵隊が日本にいることが、対テロで「役立つ」と石破が言えば、「テロが起きたら海兵隊が沖縄にいたって、なんの意味もない。アメリカは9.11のテロだって防げなかったじゃないか!」とソーリは叫ぶ。「テロと同じように、米軍のヘリは沖縄の大学に落ちた。あれだってテロだよ! 証拠も隠滅しやがって」と言いだし、米軍はテロ犯に等しいとの見解を示した。

   沖縄が「犠牲」を強いられてることは重々承知で、負担を軽くしようと最大努力してきたが、現実問題、なかなか難しいのだ――的な話を石破がすると、ソーリの怒りは最高潮に。「そこ(沖縄)に住んでる人たちの人権を無視した考え方だ」「沖縄を何度犠牲にすればいい」、さらには「あんた(石破)の言ってることは大本営と同じだ」と過激な発言が飛び出す。ソーリには石破の物言いが「本土決戦を防ぐために、沖縄捨て石になってくれ」と言ってるように聞こえたのだ。

   今回のマニフェストには並々ならぬ熱意を持って臨んだと思われるソーリだったが、脱線、暴走気味の発言も目立ち、そのせいかどうか、採決では否決という結果に終わった。

ボンド柳生

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