<テレビウォッチ>週末に行われたJNN世論調査によると、鳩山内閣に対する支持率は前回調査より9.5ポイント落ちて70.8%、不支持の方は8.8ポイント増えて27.3%だという。
スタジオ陣の見解は、末吉竹二郎が(国際金融アナリスト)「少しずつ時間がたつと期待値と現実の難しさが近づいている気がする。もう少し頑張ってほしい」と、下落率の大きいことに目を向けた。青野由利(毎日新聞論説委員)は「最初高くだんだん下がるのは普通だが、それにしてもこの値は高い。期待されている部分が大きいのだと思う」、杉尾秀哉(TBS解説委員室長)「期待自体はなくなっていないのがよくわかる」と、ジャーナリスト2人は、新政権への追い風が続いていると指摘する。
みのもんたは「戦後64年間の体制を、いかに国民が変えたかったかということでしょう」と言った。
「日本郵政の社長人事」は、問題ある=50%、問題なし=42%という結果。
杉尾が「意外だ。事務次官をやめて10年以上たっているというのがあるかもしれない。『渡り』そのものなのに。まだ大目に見ようかという雰囲気があるかも」と述べると、末吉は「官僚打破というのも正論、能力があればいいというのも正論。だが、たとえ人材的によくても官僚を使わないと言ってきた趣旨からすればちょっと……」とコメント。
普天間基地の移設に関して閣僚間で意見が分かれていることについても、閣内不一致で外交的にも問題=42%、政治主導の現れで議論の過程では問題ない=52%、と民意は予想外にやさしい。
何かと躓きが目につく新政権だが、今のところ国民は見て見ぬふりをしているようだ。しかし、いつまでも許されるものではあるまい。早いうちに修正しないとダメを出されるのは目に見えている。