<テレビウォッチ>英会話教師の英国人女性の死体遺棄事件。逃げている市橋達也容疑者(30)によく似た男が名古屋で整形手術を受けていることが分かった。
その顔は指名手配の写真とは違い、見分けがつかないほどに変わっているという。
大都会の雑踏の中を逃げ隠れする市橋容疑者をこんどこそ捕まえることができるのか。「2年半ぶりの有力情報だ」と捜査員が呟いたというのだが……
警察によると、男が名古屋市内の病院を訪れたのは10月24日。「鼻を高くしてほしい」と言って手術を受けた。
男は、実際には住んでいない大阪市内の住所を記入し手術代数十万円を現金で支払った。その3日後、病院が警察に通報した。男は10月31日に抜糸の予定を入れていたが姿を現さなかったという。
警察では、病院内で撮った写真から顔の特徴、身長が市橋容疑者に似ており、可能性が高いとみている。
男は過去に複数回にわたり顔の整形手術を受けた後があり、市橋容疑者の顔と比べると一重まぶたが二重に、下唇が薄くなっていた。さらに、左頬にあった2つのホクロは消えていた。
病院で撮られた写真をみせられた人は「つり上がっていた眉は平らだし、顔はふっくら。街を歩いていても分からないと思います」。捜査員ですら「まるで別人になった」と。
亡くなった英国人女性の父親は厳しい表情で「市橋容疑者は日本でよく知られている男です。何故それが整形手術を受けられたのか? 整形したと聞いてショックを受けている」と。
何故『別人』になるまで整形ができたのか、確かに歯がゆい感じがし、父親が日本人の無関心さをとがめたい気持ちも分かる。
これに弁護士の本村健太郎は「患者のプライバシーが命の整形外科ですから、患者の素性を根掘り葉掘り聞かないと思う」と弁護した。
しかしテリー伊藤はちょっと違った意見を。
「大半の人はもしかしたら(市橋容疑者は)死んでいるのではという意識のなかで街を歩いていてもチェックしようという意識はなかったと思う。
問題は現金を持っていることですよ。誰かに逃走資金をもらっているのではないか。男か女か分からないが、自宅に女装用のカツラがあったというから、男に囲ってもらっている可能性もある」
その珍説を取ると、いずれは性転換し女になりすます可能性も……そうなるとますます捕まえるのが難しくなるか。