心臓病はカモフラージュ?
朝日は、鳩山政権がいまのようにブレても、来年の参議院選挙は民主党が単独過半数になると、気の早い予測をしている。森田実氏は民主党が64議席獲得して126(現有勢力113)、自民党が39議席で76(現有勢力82)に。野上忠興氏が民主党69議席獲得で131、自民党は34議席で71になると予測する。
ポストは、鳩山友愛政策で「12月危機」がやって来ると警鐘を鳴らす。そうさせないためには、一般会計とは別の特別会計の「使い切れなかった不要額」と12兆9000億円の翌年度繰越金を使えばいいのだとしている。もし本当にそんな巨額なものがあるのなら、それを使って思い切った財政出動をしてもらいたいものだ。
新潮は「我が世の春を迎えた『鳩山国会』の落とし穴」として、鳩山首相や幸夫人、岡田外相などのこぼれ話を紹介している。
文春の「小沢はそれを我慢できない」というタイトルはうまい。民主党の中が、小沢幹事長の一挙手一投足にピリピリしている様を描いている。中で注目は、「08年、麻生政権の誕生直後に情報機関などから、小沢は心臓病でもうもたないと報告があり、麻生氏は解散を引き延ばし、民主党の瓦解を待った」が、「実際は91年に簡易処置のステント治療を行っただけで、心臓手術はその後も一切行っていない」というところだ。
彼の心臓病がカモフラージュだったとは、当時を知る私などは「本当かよ」と思ってしまうのだが、選挙中は全国を飛び回り、毎日酒を呑んでいたのだから、いまのところ心配ないのだろう。それならばなぜ、自らが首相になって、この日本を「普通の国」にしないのだろうか。不思議な政治家である。
いま一番ホットな話題は、詐欺罪で起訴された34歳の女の事件だろう。今日の時点で、彼女と「婚カツ」していた6人の男たちが不審な死を遂げているという。その多くが、彼女に大金をむしり取られたあげくに「自殺」しているのだが、血中からは睡眠導入剤が検出されている。
ワイドショーでも連日大きく報道されているが、詐欺罪で起訴されているものの、どこにも彼女の名前も写真も出ていないのを不思議に思っていた。しかし、新潮が敢然と、女の顔写真と名前を公表した。写真を見る限り、セレブ感もなければ美人だと思えない。この事件、状況証拠から見る限り、彼女への疑惑は、灰色ではなく真っ黒だと思うのだが。