睡眠薬飲ませ「肉体関係あった」 女結婚詐欺師と連続不審死

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<テレビウォッチ>結婚詐欺で逮捕、起訴された無職の34歳の女。女の周辺で起きた数々の男性の不審死に、「殺人」の疑惑が浮上してきたと番組が取り上げた。

   まず詐欺事件。埼玉県警は、長野の50代、静岡の40代の男性から320万円をだまし取った詐欺容疑で既に逮捕、起訴した。

   また、長野の50代と埼玉の30代の男性から金を騙し取ろうとした詐欺未遂の疑いで再逮捕している。

   相手はいずれも、インターネットの結婚サイトで知り合った男性。大学院生を名乗り「真剣に結婚を考えられる相手を探しています。今、学校の授業料が納入できずにいます」と交際をちらつかせ、学費の支援を求めるメールを送る。

金を振り込んできた男性に「いつまでも子供のようなデートだけではつまらない。綺麗なホテルに連れて行ってほしいなと思います」と。

   男性がホテルを予約し2人で宿泊。しかし、睡眠薬を飲まされ男性の記憶が曖昧になっている翌朝、女の態度がガラッと変わり「肉体関係があった」「貸した金はあげると言ったわよね」。

   決め台詞のこの手口で複数の男性を騙し、1年間に2000万円を得たという。

   ところが、警察が調べていくうちに詐欺事件とは別に女の知人男性に不可解な死が多発していることが分かった。

   今2009年8月、埼玉県富士見市で41歳の男性が車のなかで一酸化炭素中毒死しているのが見つかった。車のなかに練炭が見つかり一時は自殺とみられていた。

   しかし、遺書はなく、遺体から睡眠薬が検出され殺人の疑いが強まった。男性は先の女と知り合いで、秋には結婚するつもりでいたらしい。女に400万円を渡していた。

   また、今年5月、千葉県野田市で起きた火災で亡くなった81歳の男性の死因にも疑惑が出ている。この男性宅に先の女が介護ヘルパーとして出入りしていた。

   火災当日女が男性の口座から180万円を引き出しており、男性宅からやはり練炭が見つかっている。

   さらに、今年1月に練炭による一酸化炭素中毒死した東京都青梅市の51歳の男性もこの女に1700万円を振り込んでいるほか、07年に千葉県で死亡した男性もこの女に数千万円を渡している。

   練炭による一酸化炭素中毒、睡眠薬。数々の疑惑点が殺人の線にどう結び付けられるか警察が調べを進めているが、事実とすれば怖い話だ。

   キャスターの加藤浩次が「それにしても数が多いですね~」に、テリー伊藤は「一見完全犯罪のようだけど、幼稚な面もある」と次のように。

   「防犯カメラで撮られているのにATMから現金を引き出しているし、睡眠薬も種類が同じなら足がつきやすい」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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