蓮舫が語るムダ斬り戦略 「天下り・埋蔵金に切り込む」

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<テレビウォッチ> 鳩山政権の予算編成の核心、行政刷新会議の初会合が10月22日開かれた。概算要求が95兆円にふくれあがって、「なんだ、麻生政権(88兆円)+マニフェスト分(7兆円)じゃないか」と陰口もいわれる。いかに無駄を叩き斬るかが勝負だ。

   会合で鳩山首相は、「必殺事業仕分け人といういい方もあるようですが、その思いで頑張って」。また、仙谷担当相も、「わが省という言葉を禁句としたい」(笑い声)と、ハッパをかけた。

   会議は、統括する枝野幸男議員の下に、1)国交省、総務省、財務省など 2)厚労省、外務省、経産省など 3)農水省、文科省、防衛省など、の3グループにわけて、各省副大臣クラス30人が作業に当たる。

   第3グループをまとめる蓮舫参院議員は会合で「基本的には土日も仕事をするつもりで」といっていた。期間は1か月あまり。とにかく時間がない。

   その蓮舫がナマ出演した。小倉智昭が、「9時から会議だそうで、8時25分まで」。「すみません」と蓮舫。

   長谷川豊が、この日朝日新聞が伝えた「無駄事業密かに復活」をとりあげた。民主党が「無駄だ」といっていた事業が、形を変えて、あるいは他の項目に潜り込んでいたというもの。

蓮舫は、「われわれが仕分けしたものを、形を変えてならまだしも、変えないでそのままというのもある。これは仕分けさせていただく」(笑い)
小倉「3兆円というが、国民から見れば、え?そんなものなの?と」
蓮舫「仙谷大臣からは、金額の指示は一切ない。どれだけ効率的か、民間がやった方がいいものもある」
小倉「何を基準に?」
蓮舫「調査研究の重複、天下り団体と補助金、随意契約、基金に名を借りた埋蔵金の実態。これに切り込む」
小倉「皆さん必ずしも専門家ではない」
蓮舫「専門性があると、仕分けの障害になることもある。お金が正しく使われているかどうかです」
小倉「少ない人源で大変な作業でしょ」
蓮舫「民間の方にも入っていただいて、仕分けは1日最大8事業、9日間ですから72事業。3チームで、プラスアルファもいれて240事業。全部で 3000事業ありますから、1割弱なんで、本当に時間との闘いになる。数億円単位の事業は別に大臣、政務官にお願いするかもしれない」
諸星裕は、「これ毎年やっていたら大変。アメリカは議会の中に予算局があって、議会と一緒にやってる。そういう方向は?」
蓮舫「240で終わるわけではなくて、仕分けは継続的に行う。それによって、法制度を改正しなければいけないものも見えてくるので、抜本改革につなげたい」
小倉が「休日返上だそうですから、お体をどうぞ大切に」

   うーん、こういう緊張感てのは、これまでなかった。結果はどうあれ、すごいことが起こりつつある。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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