「娘殺害犯」を国外から誘拐 やり過ぎか賞賛すべきか

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   <テレビウォッチ>『27年前の娘殺害犯に実父が復讐、男を誘拐?』という事件を取り上げた。

   フランスでの話なので事実関係は今ひとつはっきりしないが、女優のコメンテーター、かとうかず子が「お父さんの気持ち分かりますね~」。

   経緯はこうだ。

   1982年ドイツ南部の湖畔で14歳のフランス人少女が殺害された。警察に逮捕されたのは、少女の母親の再婚相手の医師(現在75歳)。義理の娘に乱暴目的で薬物を注射し死亡させた疑いだった。

   しかし、裁判の結果は証拠不十分で無罪。

   激怒したフランス人の少女の実父(現在75歳)がフランスで裁判を求め、パリ裁判所は95年に被告人不在のまま医師に禁固15年の判決を下した。

   ところがドイツ司法当局は、ドイツで無罪判決が出ていることを理由に、被告である医師の身柄受け渡しを拒否した。

   それから14年目の今10月18日、医師が何者かに車のトランクに詰め込まれ誘拐された。

   国境を越えてフランス国内ある町の裁判所近くに放置されているのを、匿名の通報を受けた警察が発見したという。

   実父は、同じ町のホテルに滞在中で「(医師を)連れてくることには同意した。同意した相手は言えない」と 話している。

   フランスの裁判所ではこの医師に改めて判決を言い渡すつもりだとか。

   一方、実父は誘拐・監禁の疑いで警察が調べているが、最大で禁固10年の可能性があるという。

   実父にしてみれば、自分も相手もそう長くは生きられない。今のうちにフランスで決着をと思ったのかも……

   かとうかず子が「気持ち分かりますね~」と共鳴するのも理解できる。

文   モンブラン
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