<テレビウォッチ>覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕、起訴された高相祐一被告(41)の初公判が10月21日、東京地裁で行われた。
裁判の行方にかかわりがある妻の酒井法子被告(38)の初公判も26日に予定されており、東京地裁がある霞が関の官庁街には傍聴希望者の長蛇の列が……
番組には、元東京地検公安部長の若狭勝弁護士が生出演し、高相被告の裁判の行方、酒井被告との関連についてポイントを語った。
先ず、高相被告が「イラン人からもらった」と供述している覚せい剤の入手経路。
若狭弁護士は「イラン人から買ったというのは常套文句で結局、どこの誰か分からない代名詞みたいなもの、検察は明示しないだろう」。
では、量刑に関係の深い常習性については?
「取り調べに『港区内の公衆トイレで使用した』と供述している。夜間といえどもトイレは人目につく。その危険を冒して覚せい剤を使用するのは我慢できなくなったからで、常習性が高くなっている証拠」。
となると量刑は? 若狭弁護士は「懲役1年6か月、執行猶予3年が1番考えられるパターン。それも保護観察付き執行猶予になるかどうかに着目している」という。
保護観察付きの場合は、執行猶予期間中に再び罪を犯せば即座に実刑になり、高相被告は崖っぷちに立たされることになる。
ところで、高相被告が再三述べている「妻と一緒に使用した」という供述は、酒井被告の覚せい剤使用を立証する極めて重要な証拠。
酒井被告が来週から始まる裁判で、使用について「覚えがない」と言い張ると、「夫を証人とした喚問し、尋問することも考えられる」(若狭弁護士)という。
スタジオでは、テリー伊藤がどういうつもりか、次のような酒井被告の擁護を……
「考えてごらんなさいよ。11年前に夢を持って結婚した。その自分の妻に覚せい剤を教えて……あとの彼女の人生はどうなりました。彼女だって世間知らずのアイドルですよ。事務所に手厚く育てられ、その彼女に覚せい剤を教えたのは重い。実刑が……」
20代後半に結婚した女性が覚せい剤の怖さを知らない世間知らずのアイドルといえるのかどうか。クスリを抜くためにとった1週間の逃走劇を見ると、世間知らずのお嬢さんでは世の中通らない。