本棚崩壊事故 ほかの店も「地震、大丈夫?」

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

テレビウォッチ>「本を探していたら急に暗くなって、気がついた時には本棚に挟まっていた。音は全然しなかった。本棚に挟まって動くことができず(妹は)見ていません」

   札幌市内の古本店で本棚に挟まれ、現在も意識不明の重体に陥っている小学5年の女児(10)の姉(14)が10月15日、当時の模様をこう語った。姿が見えない妹に声をかけるのが精いっぱいだったという。

   「ああいう構造は考えられない。まるで倉庫ですよね」。番組では、同業者も呆れる古本店の当時の模様を改めて取り上げた。

   警察では15日、壊れた本棚を粘着テープでつないで復元し、事故当時の状況について現場検証を行った。

   それによると店内には、高さ1メートルの本棚が上下2段、左右6列に並べられ、上下2段の本棚は金属ボルトで固定、左右6列の上部は幅9センチの板でつなぎ止めてあった。

   これまでの調べで、倒れた3列の本棚のうちの1列下段部分が本の重みに耐えきれずに壊れ、はずみで3列の本棚が姉妹の方向に将棋倒しになったのではないかとみられている。

   同店を経営するウエブニーズ服部商事の服部遣二社長は記者の質問に次のように……

   「本や棚が多過ぎた可能性があったのでは?」に「それに関しては主観的なことですけど、ぎりぎりの範囲のなかと思っています」

   「店内の安全は保たれていたと?」にも「そういうつもりです」

   本棚の強度に関しては法律上の規定はなく各店に任されているという。それにしても、こういう事故・事件の際の責任者のコメントは当たり障りなく上手くなったものだ。

   スタジオでは、キャスターの加藤浩次が「重さで崩れる本棚が本屋さんであっていいのと思っちゃいますね~」。

   元裁判官の弁護士、八代英輝は「安全基準がつくられていないのが問題ですよ」

   またテリー伊藤も「本屋に行って、ごちゃごちゃ置いてある本を見てウキウキすることはが、あれでは地震があったらどうなるのかな~」。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト