現金つかみ取りが人気 商店街のアノ手コノ手

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   <テレビウォッチ>真っ只中の不景気。さっぱり売れないとシャッターをおろした商店が軒をつらねる「シャッター通り商店街」が増えている。

   溜息のひとつもつきたくなるご時世のなか、激安、イベント、現金つかみ取りなどのアイデアで活気を取り戻している商店街を取り上げた。題して『一発逆転、アイデアで不景気を乗り切れ』。

   経産省によると、全国の個人商店の数は、1991年に100万件あったのが2007年には57万件に半減した。

   「淘汰」などという甘っちょろいものではない、凄まじい減りようだが、その中ギリギリできる範囲内で頑張り活気を維持している商店街が……

   東京都内でも老舗の焦点が多い中央区の『人形町商店街』。この夏、揉みくちゃの1000円札が詰まった透明の箱に、ゲンコツが入るくらいの穴から手を入れ掴み取る「現金つかみ取り」が人気を博した。

   気をよくした商店街は11月23日から12月11日の歳末商戦期間中も再び実施するという。

   大道芸人で客集めをしているのが名古屋市の『大須商店街』。先日の連休には2日間にわたり40組以上のパフォーマーが大道芸や楽器の演奏を披露し、連日20万人ほどの客が集まった。

   この商店街はかつて、市電の廃止やら大型ショッピング街の登場でシャッター商店街と化していた。商店街の若手たちが思案して『大須大道町人祭』を企画、実行。

   これが図に当たり今では平日3万人休日になると6万人の客が訪れ活気あふれる商店街に変身したという。

   大阪商人の宿場町として栄えた大分県の『豊後高田商店街』も徐々に衰退し、一時は商店街の4割が空き店舗になり、犬や猫が目立ったことから「犬猫商店街」の異名を頂いたこともある。

   ところが今は、観光バスまで停まりバスガイドがその秘けつを説明するまでに。「昭和30年代の街並みを維持して町興し、名付けて『昭和の町』と言います」。

   スタジオでは、キャスターの加藤浩次が「そーか! 商店街全店がまとまっていればお客さんを呼ぶ力になるんだ」と感嘆の声。

   ただ、商店街ができることは所詮こうした「苦肉の策」で活気をいつまでも維持していくのは難しい。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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