ミシュランは「上から目線企画」か 京都・大阪版の地元反応

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<テレビウォッチ>ミシュラン・ガイド「京都・大阪版」がきのう(10月13日)、京都・建仁寺で発表された。3ツ星は7つ(京都6、大阪1)。

   大阪で唯一3ツ星を獲得したのは、昨2008年開店したばかりのフランス料理「ハジメ」。大阪では、2つ星や1つ星には、おでん屋さん、串揚げ屋さんも並ぶ。

   京都は、3ツ星が「吉兆嵐山本店」など6店、2つ星が13店、 星ひとつをとった中京区の「鰻割烹まえはら」に大村正樹が。「京都ではいつも来るんですが、去年オープンしたばっかりだし、町中ではなく、いつもひっそり、空いているんです」という。

   社長によると、「(調査員が)何回か来ているらしく、突然『最終選考に残りました』と名刺をおいていった」そうだ。

   また、星をもらったものの、東山区の「祇園梨吉」では「星をつけてもらうような店ではないとお断りしたのに、載っていたんでびっくり」という。

   「とくダネ」は京都の50店にアンケートをした。回答は25軒だったが、答えはこんな調子。

   「餅は餅屋。ミシュランはタイヤだけ売ってればいい」

   「京料理の精神と基本的な考え方のズレがある」

   「上から目線の企画。うぬぼれてる」

   星ひとつの「浜作」でも、「調査は1回だけ。何十年とお越しいただいて、じわっと良さがわかりますからね」という。また、皿の上の料理だけで、建物・庭・接客などは評価に入らないことへの反発もあった。

   「正しい」というのは3軒だけだった。

   3ツ星をとった「瓢亭」の高橋英一・14代当主も、「正しいと思うか」との問いに「人それぞれ。個人が思うことですので……」と言葉を濁していた。

   小倉智昭は「ミシュランお断りと店に看板だしておいたら」

   大村は、「相撲取りが、オレは強いといいながら土俵に上がらないのと一緒、というのがミシュランの考え方」。ただ、「京都のガイドには、店は載ってるのに写真がない店が多い」という。

   2年前の東京の場合は、173店のうち拒否は3店だけだったのに、京都・大阪は150店のうち18店。京都では82店のうち13店もあった。

   理由は、「お師匠さんの店が載ってない」「同じ組合で、あちらが載ってない」とか、京都の伝統や人間関係が出ている。また、ガイドに賛成というのも、大阪68%に対して京都は24%。

   高木美保は、「京都の文化は、うちもお客を選びますよと、掛け軸とか素材とかわかるお客に来てほしい」

   デーブ・スペクターは、「日本人が調査してるのに、なんでそこまで反対するか」

   高木は「星がついたら味が落ちちゃったとか」

   大村は「どの店もそれだけは避けたいといってました」

   じゃあ、役には立っているんだ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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