鳩山首相はブレてないのか 普天間移転巡る発言

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<テレビウォッチ> 一筋縄で行かない難問ということなのだろう。在沖米軍普天間基地の移転に関する鳩山首相の発言が揺れている。

   一昨日(10月7日)は、沖縄県内への移転を明記した日米合意を容認するかのような姿勢を見せた。これに対して連立を組む社民、国民新の両党から、「真意がわからない」(社民党福島党首)、「認められない」(国民新党下地国対委員長)と反発を受けると、きのうは「辺野古(移転)とは一言も申し上げていない」と否定した。

   みのもんたが「連立が連立じゃないみたい」と切り出すと、与良正男(毎日新聞論説委員)は「連立というよりも、民主党のマニフェストに沖縄県外か海外移転を目指すとある。民主党の問題。ただ、沖縄県内の移転も長い間、たなざらしになっている。本当に難しい問題だ」と、首相にやや同情的。

   吉川美代子(TBS解説委員)は「太平洋、アジア地域における米軍再編の問題だから日本だけがどうのこうのと言えない」と述べる。すると、原野城治(ジャーナリスト)は「06年の日米合意では、米軍の海兵隊8000人をグアムへ移転することと普天間の移設が抱き合わせになっていた。普天間を進めないとグアムに移転もできない。……アメリカ側が非常に急いでいる」。さらに、「オバマ大統領が11月12、13日に来日する。それまでに何とかしたいと思っているのでは」と解説した。

   鳩山首相は野党幹事長のころ、麻生前首相のことを「ぶれる点でぶれていない」と揶揄していた。立場が変わったいま、逆に責められかねない。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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