<テレビウォッチ>きのう(10月4日)日曜の朝、衝撃ニュースが走った。中川昭一・元財務相(56)が世田谷の自宅のベッドで死亡しているのが見つかった。ポロシャツに短パン姿でうつぶせだったという。
遺書もなく、行政解剖がおこなわれたが、死因は特定できなかった。睡眠薬を常用していたといわれ、事故の可能性もある。
小倉智昭が、医師で作家の海堂尊に、「死因は解剖でもわからないことがあるんですね?」と聞いた。
海堂「一般的には8割くらいといわれてます。脳出血とか心筋梗塞ではないらしいので、ま、不明となってる」
気になるのは、前夜21時ころ夫人が見たとき寝ているように見えたので、そのままにし、朝になって遅いのでわかったという点だ。ポロシャツに短パン姿で寝込んでしまうのが珍しくなかったのか。何か掛けてやるとかしなかったのか。死亡推定時刻は、23時ころとされるという。
今後、細胞検査を行って、死因の特定につとめことになるという。
中川元財務相は1983年、父一郎・元農水相の死去(自殺)をうけて30歳で国会議員になり、45歳で初入閣など、若手のエースとされていた。拉致議連の中心になるなど、保守派、タカ派として知られてもいたが、今2009年2月G7でのへろへろ会見で批判を浴び、辞任。先の選挙では小選挙区で破れ、比例の復活もならなかった。
当然ながら、自民党関係者は一様に「ショックだ」という。
「まだ力を発揮していただく局面があった」(谷垣総裁)
「見識の高い、誇りの高い政治家を失った」(石破政調会長)
「彼の悔しさを考えると、なんとしても自民再生を」(大島幹事長)
「自民党としてもダメージが大きい」(麻生前首相)
きれいごとが並ぶが、霞ヶ関での彼の評価とはかなりのずれがある。朝から酒臭い、役人や記者には傲慢で、周囲のいうことに耳を傾けなかった。NHKの番組改編問題で、朝日新聞と対峙したときの言動は支離滅裂だった。
先の選挙では、支持者を訪れた中川元財務相に、おばあさんが「こんなときだけ来たってダメだよ」と厳しい声をかけていたのが印象的だった。落選したあと、「眠れない」と訴えていたともいう。
小倉は「番組に出ていただいたことがあるが、気さくでごく普通の感覚の持ち主と思いましたけどね」
ピーコは、「エリートといわれながら、カゲがあるように見えた。安倍さんよりもっと心が弱いような………」。
ピーコの方がよく見てる。