<テレビウォッチ> 2016年夏季オリンピックの開催地が明日(10月3日)未明、コペンハーゲンで行われるIOC総会で決まる。国内では次第に悲観論が勢いを増すなか、昨日、鳩山首相夫妻が候補地東京の「最後のお願い」をしに現地に向かった。
「もっと早く行ってればなあ。せめて幸夫人だけでも、と思いましたよ」。オリンピック招致委員のみのもんたは嘆く。
与良正男・毎日新聞論説委員も「できれば、あと半日早く行ったほうがよかった」。現地からのニュースには、先乗りしたミシェル・オバマ大統領夫人ばかり出ている状況だそうで、ハト夫妻は機先を制され、出遅れてしまった格好なのだ。
残された道は、与良によれば環境面やパラリンピック重視といった「新しいオリンピック」にする決意を、鳩山スタイルで淡々と愚直に真面目に訴えることだ。「そのほうが逆に目立つかもしれない」と、逆説的なシメ方で招致の望みを託していた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト