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＜グッド バッド ウィアード＞1930年代当時、日本が満州を制圧していたころ、日本軍はある場所に宝を隠し、それを地図に描いた。その地図とお宝をめぐり、パク・ドウォン（チョン・ウソン）、パク・チャンイ（イ・ビョンホン）、ユン・テグ（ソン・ガンホ）の3人が争奪戦を繰り広げる。3人の個性が衝突して協力や裏切り、さらには日本軍を巻き込む騒動となる。
この映画のタイトルは3人の性格を現しており、ドウォンは筋の通った賞金稼ぎ、チャンイは冷徹な馬賊、ユン・テグはお調子者のコソドロ。それぞれアクションの見せ場があり、三つ巴の関係を保ったまま、地図のありかを突き止める。しかし戦い続けるうちにそれぞれお宝のことよりも最強の証明をしたい、恨みを晴らしたい、生き残りたいといった動機が現れ潰し合いが始まる。3人は得意な武器を駆使して戦い、ドウォンはライフルでの遠距離攻撃、チャンイはナイフでの近接格闘、ユン・テグは2挺拳銃でのゲリラ戦が得意だ。見終えた友達に誰が好きかを聞けば、ちょっとした話のタネになるだろう。
映画はチャンイの仕掛けた列車の強奪に始まり、闇市での銃撃戦、荒野での乗馬チェイスなどとアクションシーンが満載。しかし、ラストの無理やり因縁づける演出は蛇足に思える。なぜその行為で3人の混ざりあった運命の糸が解けるのか、は伝わってこなかった。＜テレビウォッチ＞
ユウ・ミサト
オススメ度：☆☆☆☆
