「百万札束でペチペチ」 「逮捕」早大OBの「原点」

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   <テレビウォッチ>「1日に10億円をつぎ込み」「数年で40億円を稼いだ」「早稲田大学OBを逮捕」――笠井信輔アナのナレーションがつづく。「証券取引法違反の疑いで逮捕された3人には、早大マネーゲーム愛好会出身者という共通点がありました」。

   サークル紹介の雑誌に、この愛好会は次のような文章を載せていたそうだ。

「百万円の札束で人をペチペチしたい人……金風呂に入りたい人、お待ちしております」

   六本木ヒルズを拠点にデイトレードを行い、高級外車を乗り回し、学園祭でお金をバラまいていたという彼らの、『見せ玉』なる株価操縦の手口を笠井が教えてくれる。

「買うつもりがないのに大量の買い注文を出し、不正に株価を引き上げ高値で売り抜ける」

   さらに笠井はボードのイラストを使って説明を加える。ポイントは株価つり上げのために、買う気がないのに大量注文した株をキャンセルすること。

   中野美奈子が「3人だけでやっていたんですか」と尋ねる。「今回は3人のグループといわれている」が笠井の答え。

   小倉智昭は「キャンセルなの? 大量の株を買いつけて、それが上がるのを待って売るってことでしょう?」と疑問を呈する。笠井の話をよく聞いていなかったのか、株にあまり関心がないのか。笠井が否定しても「うーん」と気が乗らない様子だった。

   専門家は、誰でもパソコンで株の注文状況を見られるようになって、集団で実行することで悪しき効果を上げていたのだろう、と解説する。とすれば、他の同様なクラブでもなされていたように思えるが……。

文   アレマ
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