国家戦略室で何やるか その戦略が欠けている?

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   <テレビウォッチ>国家戦略室の初めての会合である『予算編成のあり方に関する検討会』が9月28日夕、ようやく開かれた。

   キャスターの赤江珠緒が「国家戦略の要、菅直人さんがついに本格始動です」とこの会合を取り上げたが、番組を見る限り何を検討する会合か中身が一向に見えてこない。

   新聞情報によると、この初会合に出席したのは菅担当相ら政務3役のほか、野田財務副大臣、片山善博慶大教授(前鳥取県知事)、田中秀明一橋大准教授の6人。

   検討の対象は、予算の概算要求基準(シーリング)の廃止や、予算編成の手法の見直し。

   具体的には、予算を年度内に使い切るために生ずるムダを排除する狙いの複数年度予算や事業の達成目標を数値で示す『政策達成目標明示制度』の導入。初会合では、この新たな手法で来年度予算案を決めるという。

   ところが番組では、菅国家戦略局担当相の次のようなコメントを流しただけ。

   「複数年度となると長期的な見通しを立てるためのインフラ整備が必要。少し時間がかかる……」

   あとは菅夫人が登場し、久々に表舞台に登場した菅担当相のネクタイがどうのこうの。趣旨がボヤけてしまった。

   せっかく前日の『スパモニ』で赤江が「システムの理想がどこまで実現できるのか、機能するのか、まだ見えてこない感じです」とコメントしているのだから、もう少し丁寧に説明を……

文   モンブラン
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