「自衛隊で子供しつけ」に反論 ソーリ「ルールに安住するな!」

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   <テレビウォッチ>番組の小さな国会では、教育問題がたまにテーマになることがある。それらは、明らかに太田光総理(爆笑問題)の主導ではないようだ。だいたいソーリの持論は「学校なんて要らない」であり、いつも教育にはさしたる関心もなさそうに見える。

   そうしたわけで、教育については「○児の父」や「母」の肩書きを持つ、子育て中のタレントがマニフェストを持ち込んでくるのが通例だ。今回に限っては、「熱血イケメン党」で(少なくとも表向きは)独身の俳優、加藤晴彦が「土曜日の授業を完全復活させます 」と訴える。やや異例な人選ではある。

土曜授業復活し道徳を

   いわゆるゆとり教育の導入で授業時間が減ったせいか、日本の子どもの学力が低下したことや、このごろの若者のマナーや道徳心の無いことに、加藤は胸を痛めている。あるいは腹を立てているという。土曜日には「徹底的に道徳をやったらいい」。具体的には「自衛隊に体験入学させるとか」という案がある。

   ソーリは最初「だいたい晴彦なんか、ものすごくバカなくせにさ」と、鼻であしらうような態度を取っていたが、学校の授業を増やすのはソーリの持論と正反対の施策になるせいか、わりと熱心に反論を展開していた。

   ソーリは少々皮肉っぽく言う。「自衛隊に入れるだとか、厳しくマナーを学ばされるということが忘れ去られていて、それこそいま取り戻すべきことだ――というけど」

   ソーリにしてみれば、「決められたことをやるという習性」に縛られ、「ルールを守ることに慣れすぎてしまう奴ら」が出てくることのほうがよほど心配らしい。

   こうした学校や教育に対する見方――本来自由であるはずの人間の強制矯正施設、規格製品の大量生産工場視説――をはじめ、「管理」に対する旺盛な反抗心というのは、一時はソーリに限らず、ワカモノの大流行であったはずなのだが、昨今は少々廃れ気味な感じである。夜の校舎の窓硝子が割られた的なニュースもずいぶん減ったようである。

   学校の管理がすっかりゆるくなったのか、それとも子どもがルールに飼い慣らされてしまったからなのかはよくわからない。

ボンド柳生

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