鳩山首相が持つ「運」 外交デビューとその評価

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   <テレビウォッチ>「対等な日米関係の第1歩は見出せたのでしょうか?」(キャスターの赤江珠緒)と、昨日(9月23日)行われた鳩山・オバマの日米首脳会談を取り上げた。

   就任わずか7日目の外交デビュー。会談は35分間だったが、その成果は……

   テレ朝のニューヨーク駐在記者によると、「鳩山さんは終始ニコニコ顔で上機嫌。日米首脳会談の後、オーストラリアの首脳ともお互いにファーストネームで呼び合い、満足感あふれた様子でした」とか。

   一方、アメリカ側の反応についても「国務省の高官は、(オバマ大統領とは)アッという間に打解けあって感動的なほど和やかな雰囲気と評価した。

   反米的と言われた鳩山論文の懸念もあったが、こうした雰囲気も手伝ってオバマ政権内の懸念も払拭できたといえそうだ」という。

   で、鳩山首相本人は会談をどう感じたのか? 会談終了後、記者団を前に「全体としては非常にあったかい雰囲気があった。信頼関係の絆ができたのではないかと思います」と感想を。

   ではスタジオのコメンテーターたちの印象は……

   「就任わずか7日間でね~」と感心する赤江に、ジャーナリストの鳥越が「国連気候変動サミットで90年比25%削減を提案し、各国首脳と会談をやり、国連総会でスピーチ、一気に国際デビューできた運の良い人」。

   作家の吉永みち子は「信頼がなければ対等なんて有り得ないんですから、そういう意味ではパートナーがラッキーだった。共に手を携えて世界に発信していける土台を持った大統領が目の前にいたことですね……」。

   テレ朝コメンテーターの三反園訓は「沖縄米軍基地など個別の問題は先送りして、取り敢えず仲良くやりましょうということでは満足できた会談だった。ただ、11月にオバマ大統領が来日する時、どういう会談になるかが正念場と思う」と。

   そもそも、日本のアキレス腱である安全保障面で、急所を握られている相手に対等な関係を本当に求められるのかどうか、いまひとつ合点がいかないのだが……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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