<テレビウォッチ>シルバーウィーク最終日の昨日(9月23日)、岡山県吉備中央町の国道で、ミニバンがガードレールに激突。車内にいた小学生2人が死亡した。
よくある交通事故のようだが、映像はホラー映画級にショッキングなものだった。ガードレールが車内を貫通し、串刺しのような状態。車体後部から突きだしたレールは、飛び散った血らしき痕が点々と染み付いている。
それにしても、なぜこんな事故が起きたのか――と、専門家の日本交通事故鑑識研究所、大慈彌拓也・代表取締役に映像を見てもらったところ、「ガードレールがどういう状態だったのか、疑問だ」とのこと。
通常、ガードレールの末端部分はカール状に処理されていて、「(車が)ぶつかっても、刺さることはない」。ところが、現場の映像ではそうした処理の形跡がなく、ガードレールは「鋭利な状態」だったと見られる。それが不幸で不運な事故の一因ではないか。なお、「(カール部分のパーツが)事故の影響で飛んだり、破損するケースも考えにくい」のだそうだ。
文
ボンド柳生