<テレビウォッチ> 酒井法子がついに保釈になった。9月17日夕、湾岸署を出て、ホテルで謝罪会見して病院へ入るまで。「スッキリ」はこれを「総力取材で、日本を揺るがした 9.17を追った」という。なんとまあ大げさな。
千代田区のホテルでの会見は、質疑なしの10分あまり。「自分の弱さ故に負けてしまった」「この償いをどうするか、2度と手を染めないと堅く心に誓います」。これもご丁寧に「ノーカット」で流した。
集まった報道陣500人、TVカメラだけで40台。レコード会社会長のコメントで「契約解除にいたったのは残念……」というくだりで、彼女の目から大粒の涙がおちた。カメラが待ってたのは、これだった。
加藤浩次が、「保釈の後の会見というのは珍しい」
テリー伊藤は、「言葉がきれいすぎる。魂が伝わってこない」「たくましい女性だとあらためて感じた。復帰するにしても、子ども守って闘って、いい女になって帰ってきたなと思われればいいのだが……」
会見では弁護士がしきりに、「息子への取材、追跡や病院での取材を控えて」と繰り返したが、どこも病院までちゃんと追い回していた。病院では、入院している継母を看病し、自身もメンタルケアを受けるのだと。
これで終わりかと思ったら違った。まだナゾがあるという。ホテルにはスタイリストがいたようで、湾岸署を出たときと会見では、衣装もメイクもかなり違った。これで早くも「復帰」への意欲をかぎとる。
井上公造は電話で、「女優としての顔があるから、計算されているなと思った」という。時間を6時半に設定したのも、「民放のニュースの時間だから当然ナマ中継になる。あえて映りたかった」のだと。
さらには、再犯の可能性はどうかとか。統計上は58%というが、「実態はもっと高い」(八代英輝)
テリーが「今後の人生の目標をどこに置くか。仕事か、家庭か、子どもか。仕事以外にも目標をもたないといけない」
加藤が「持ってると思いますよ。まわりがワーワーいってるだけ」
ホント、したたかな印象だった。