<テレビウォッチ> 逮捕から41日目のきのう(9月17日)、酒井法子被告が東京湾岸署の正面玄関から出てきて、深々と頭を下げた。
多くの報道陣に交じって、『おめでとう!!』の横断幕を掲げるファンの姿も。それがちらっと目に入り、「まだ、捨てたもんじゃないわ、私も……」と思ったのかどうか、酒井被告がニコッと笑みを……
しかし、スタジオのコメンテーターからは、手厳しい反応が噴出した。
キャスターの赤江が「あの記者会見をテレビで見てどう受け止めたらいいか混乱している方もいるかと思いますが……」と。
まず週刊朝日編集長の山口一臣が「やっぱり女優さんだな~」と、次のような感想を。
「非常によく準備された舞台を上手に演じ切ったという感じがした」
さらに赤江が「裁判という面で、保釈後にすぐ会見を開くという意味合いはどうなんでしょうか?」。
田中喜代重弁護士は、その効果を次のように……
「謝罪することによって辛い思いをしているのだろうという印象を裁判官に与えるし、深く反省、悔悟しているとアピールできる。
また一般的な面からは、追っかけてくるマスコミを一旦ここで受け止め、ブロックする狙いもある。
で、総じて男は優しく、女の人は厳しいが、気の毒と思った人も多かったのでは。将来の復帰への布石にもなったかもしれない」
少し甘いのではと思っていたら、どっこい辛口ジャーナリストの大谷昭宏が手厳しい意見を。
「執行猶予期間をどうやって過ごすか。女優として立ち直るのであれば、この期間中はすべて薬物撲滅のために過ごす。そのあとで芸能界、メディア含めて受け入れるかどうか判断すべきだ」
これに山口が呼応して……
「大谷さんのおっしゃる通り。昨日は(酒井被告の)『PRショウ』ですよ。この事件を社会還元していくためには、薬物の広がりを許さないというメッセージに変えていかねば。
どうやった薬物を入手したのか、レイブパーティーはどうなっているのか、全部しゃべって(薬物撲滅の)メッセージに転化していかないと……」
酒井被告に道化役を演じさせられ、解雇したはずのサンミュージックの相澤正久副社長が、何故か会見に同席し頭を下げたのも不可解。
はやくも芸能界復帰を目論んでいるとしたら……