<テレビウォッチ>鳩山首相が誕生して、さっそく変わったのが就任会見のスタイルだったという。これまでの首相は手元の原稿をちらちら10~20回も見ていたが、鳩山は1度も視線を落とさなかったのだ。
「まあね、目線を落として(原稿を)読んでも間違う人がいたから。大いなる変化ですよね」と司会のみのもんたは皮肉たっぷり。しかし、国語力不足をさんざん指摘されたあの首相が退任したにも関わらず、漢字の読み方問題は依然として解決の方向に向かってないことが、番組内で明らかになった。
ワシントンポスト紙記事の翻訳文を読み上げていたみのは、「アメリカは日本の外交政策の礎であり続ける」云々のくだりで、「礎(いしずえ)」を「モト」と2回も繰り返した。
ジャーナリストの嶌信彦は、外相に就任した岡田克也について「岡田さんは、外交についてのイチカゴン持ってますから」とコメントした。おそらくは一家言(いっかげん)と言いたかったようである。
首相が変わっても、変わらぬこともあるのだ。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト