<テレビウォッチ>何でもありの「スッキリ」だが、薮から棒に「讃岐うどん・麺通団」ときた。
讃岐うどんブームの火付け役だというが、東京・新宿に続いて赤坂にもオープンする、というのをカメラが追った。新宿の東京麺通団は、生地を香川からとりよせて打っている味が自慢で、あつかけ小290円を売りに日に1000人、オープンから6年で200万人突破というからすごい。
田尾和俊団長は、もともとタウン誌編集長で、讃岐うどんブームに火をつけた功績で、いまは大学教授。彼を中心に興したのが麺通団で、讃岐弁でしゃべる男たちの集団だ。
そのなかになぜか、勝谷誠彦がいた。総合プロデュース担当というが、メンバーは、「東京のことわからんから」という。この麺通団が8月28日、赤坂に2号店を出した。「勝谷さんが赤坂というから。ぼくら田舎もんでようわからん」
赤坂出店に際して、新しい流れをいれた。それが、いま讃岐で流行の細麺。現地で食べ歩いて、あれだ、これだというところから、赤坂の味づくりまでの試行錯誤。
新宿の副店長から抜擢された知久平桂・新店長(28)の動きを追う。もとは香川の寿司屋の長男なのに、店を嫌ってうどんに飛び込んだ変わり種だ。団長にいわせると、「頼りないが、うどんに関してはちょっと天才の匂いがする」という。
その彼が、初めての細打ちに挑み、インドカレー店からヒントを得たチーズカレーかまたま、豆乳キムチうどんなどを考え出した。赤坂界隈のランチは800-900円なので、これを690円に抑える工夫などなど。勝谷がふらりと味見に現れ、「うまいけど。麺をもう少し硬く」「なんとかします」なんて。
そして開店当日、店は大入り満員で、なんと2000玉が出た。大成功だ。
加藤浩次が「勝谷さんすごいですね」
当の勝谷は、「うどんを好きな人が作ってくれるのはありがたい」
葉山エレーヌまでが、「目が違いますね。真剣で」
加藤が「味の想像がつかないんですが」
勝谷は「世界中の人においしい。外国人も多いし」
讃岐うどんが、赤坂で世界のうどんになるのか。