<今週のワイドショー通信簿>2009年9月8日、自民党が両院議員総会を開き、首班指名で誰の名前を書くのか、などを協議した。今週の通信簿記事も、民主新政権への連立協議など国政絡みの話が少なくなかった。
「自民党に『気概ないとダメ』 『火中の栗拾わない』状態にひと言」(朝ズバ、9月7日)、「自民党の『控室籠城』 『未練たらしい』か『大義あり』か」(スパモニ、9月8日)、「参院選後はお払い箱か 社民・国民新の存在意義」(スパモニ、9月10日)などが紹介した。
8日のスパモニ通信簿は、国会内の控室と自民党総裁室の明け渡しを巡る、民主と自民のバトルを取り上げた。キャスターの赤江珠緒は「自民党も潔く明け渡すべきだと思いますがね~」と話していた。弁護士の大澤孝征は「捲土重来を期する意志があるならグチャグチャ言わず」「敗軍の美学を見せてほしい」と注文した。
野党転落の自民党は「グッドルーザー(良き敗者)」たり得ているのだろうか。朝ズバ通信簿が紹介したJNN世論調査によると、自民党に「再生してほしい」と期待する人が76%いた。自民再生を願う人たちにとって、今回の控室騒動はどう映っているだろうか。もっとも、民主党に対し「移転費用のムダ使いだ」との批判もついて回りそうだ。
(テレビウォッチ編集部)