「報道は録画放送終了後に」 石川遼優勝とTV局の身勝手

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   <テレビウォッチ> フジサンケイ・クラシックで石川遼が17歳で優勝した。国内賞金ランキングでトップに立ち、世界ランキングでも日本勢トップの47位に浮上した。すでにスーパーヒーローだ。尾崎や中島に続く大物といった観がある。

   フジテレビの日曜ゴルフ中継は特殊な事情がある。15時から1時間は競馬中継があるのだ。この枠が動かないため、ゴルフ録画中継は、競馬の前に持ってくるか後にするかの選択になる。今回は、「前」を取り13時30分から15時までの放送となった。

   録画なので、当然リアルタイムで石川遼が優勝した瞬間とはズレがある。14時ごろには速報が流れたようだ。ところが、15時まで録画放送するフジテレビは、報道各社に放送終了まで結果を報じないよう要請したのだという。結果が分かれば観る人が減ってしまう、という訳だろう。

   これはいくら何でも、テレビ局の横暴極まりない行為だ。結局新聞社などは要請に応じずに報道しているが当然だろう。フジテレビは、自らも報道という役割を担っていながら、それはないでしょう。結果を先に知られたくないのなら生中継をすれば良いだけの話だ。生ではなく、石川遼中心に編集した映像を流したかったのだろうが、スポーツものの放送の基本は生だ。それが美しい。

   石川遼優勝もテレビのテロップで流す程のニュースではないだろうから、フジが報道自粛を要請した際に念頭にあったのはネットだろう。この新しいメディアが録画放送より先に報じるのがお気に召さないらしいが、それはちょっと違うんじゃない、と言いたい。いくら高い中継料払っているからと言って、映像はともかく結果そのものも一定時間まで流すな、なんていう発想は面白くない。

   それはともかく、石川遼には脱帽だ。ますます頑張って欲しい。

      こんな子が いたらと思う ゴルフパパ

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