<テレビウォッチ> 歴史的な政権交代選挙が終わって早や10日が過ぎた。
ところが、の強烈な『大敗のパンチ』を食らってマットに沈んだままの自民党。一方、掲げた「官僚主導からの脱却」があまりに大き過ぎるのか、前触ればかりで一向に形の見えない民主党。
連日の永田町ネタもタネ切れになったのか、今朝(9月11日)の政治ネタは二番煎じばかり。日頃無口のコメンテーター、長嶋一茂もついイライラ発言……
二番煎じネタの中で番組が時間を割いたのが、菅直人代表代行の大臣内定が決まった『国家戦略局』。
菅代表代行が6月に訪英し調査してきたイギリスの官邸に設けられた『ポリシー・ユニット』(政策室)の組織を参考に、国家戦略局を構想しているのだという。
このイギリスの『ポリシー・ユニット』は、元官僚やジャーナリスト、経済学者などの有識者を『特別顧問』としてスタッフに採用。ここで首相の意向を受けた政策を決めているという。
鳩山政権の政策は、この国家戦略局と内閣官房長官、行政刷新会議が3本の矢となって、鳩山首相の意向を受けた基本方針を定め、指示を各省庁に出すことになる、というのだが……
さてその先は?? 赤江キャスターが「今どのようにして生まれ始めているか、最新情報をお伝えしたい」といわれて説明する所太郎リポーターもこれまで言われてきた新味のない理念の繰り返し。
赤江も「全然、明らかになっていないようですが……」と、ついイライラが。
これにテレ朝コメンテーターの三反園が次のような最新情報(?)を……
「今、『国家戦略局』はない。その設置の裏付けとなる法律を11月か12月に開く臨時国会で作らねばなりません。その間、『国家戦略室』をつくって7兆1000億円の財源をねん出しないと、子ども手当も払えない。時間がない。
そこで、今ささやかれているのが『結局、官僚がでてきて、仕切るしかないのではないか』ということです」
頭にカチッと来たのか、長嶋一茂が「何時までにできるのか、できること、できないこと含めて、見栄やメンツなど考えずどんどん国民にアピールしたらいいじゃないですか」と、民主党を叱った。