「主導」は鳩山か小沢か 閣僚人事で見抜くツボ

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   <テレビウォッチ>民主、社民、国民新の3党連立の枠組ができ、最後に残るのは閣僚人事。「働く連立政権」(鳩山代表)のために誰を『雛壇』にあげるか、生みの苦しみが始まった。

   番組は、どうしても『権力の2重構造』が気に掛かるのか、閣僚人事で小沢代表代行の影響はあるのか、キャスティングボードは誰が握るのか?? などと取り上げた。

   既に副総理兼国家戦略局担当相に菅直人代表代行、外相に岡田克也幹事長、内閣官房長官に平野博文役員室長などが内定している。

   閣僚の上限は17人以内と決められており、残るポストを巡って、「猟官運動がすごい。ある幹部は『閣僚ポストが足りない』と嘆いている」(テレ朝コメンテーターの三反園訓)という。

   番組はこの生みの苦しみはさて置いて、まず取り上げたのは、小沢代表代行の影響力が組閣にどう及ぶか??

   答えるのは政治アナリストの伊藤惇夫。「ポイントとなるのは、小沢代表代行にもっとも距離を置く前原誠司さんが入閣するかどうか。入れば鳩山主導で人事を選んだとなる」。

   それと小沢代表代行と仲の良い田中眞紀子と、小沢代行が出馬を決断させた田中康夫の人事も注目という。

   政治評論家の有馬晴海も『重量感』という意味で、次のように2人の『田中』を注目する。

   「もし、閣僚名簿に知らない人ばかりだと、国民は期待外れということになりかねない。助っ人をつけながら重量感を見せることも鳩山内閣には大事なこと。

   田中眞紀子さんは、シンプルで力を発揮できる環境相がはまり役と思う。ダム宣言をして頑張った田中康夫さんには、今度は国でやってほしいというわけで国土交通相。

   それに副大臣に、若手のポープをズラッと並べ、省庁の無駄をなくすよう監視する。そうすれば民主党の特徴的なものが現れると思う」

   漫画家のやくみつるは「最初ですから、祭りみたいになる。有馬さんが言うようにインパクトを重視するのも、さもありなんという気がする」と。

   ただ、ゲスト出演した女優の斉藤慶子は「有名な人の名前がそろうと豪華で分かりやすいという面がありますが、長い目で見ると実のある、やる気のある人に(閣僚に)なって欲しい」とも。

   その兼ね合いをどう取るかが生みの苦しみ。タイムリミットはあと1週間だ。

文   モンブラン
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