「16才娘の彼」38才のひと言 そのとき父42才は…

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   <テレビウォッチ>熊本県植木町でおととい(9月8日)起きた刺殺事件を番組は冒頭で取り上げた。

   16才の娘の父42才が、娘と交際していた38才の男性を包丁で刺した。刺された男性はまもなく死亡した。逮捕された「娘の父」は、自身の父と一緒に被害者に対し交際を止めるよう説得中だった。娘と被害者の交際は、出会い系サイトがきっかけで始まったという。

   容疑者の父によると、被害者男性は8月末の段階で、もう交際はしないと約束した。しかし、ほどなく交際が続いていることが分かり、被害者を交え話すことになった。この話し合いの中で、被害者が、娘の方から電話をかけてくるから……という趣旨の発言をした。この発言に対して容疑者が怒り、もみ合いになった。そして大柄の被害者は、小柄の容疑者を自身の左わきのイス辺りに投げ飛ばした。容疑者の父は被害者を羽交い締めしようとし、その間に容疑者は部屋の流しにあった包丁を手にし、被害者を数回刺したという。

   番組は、被害者の父にも取材していた。「本人も悪かとこあるんだから」と容疑者側を思いやった。容疑者側の方がショックを受けたろう、逆の立場なら私も……と続けた。勿論死亡した息子は「かわいそう」とは思うが、「もちっとしっかりしてくれれば」と悔やんでいた。被害者は離婚しているが、小学生と中学生の子どもがいるとも番組は報告した。

   スタジオでは、小倉智昭の「むずかしいぞ」に始まり、眞鍋かをりの「やるせない」などの反応が続いた。16才の「子ども」が相手ということで、38才の被害者の落ち度を指摘する声も出たが、小倉は2人の間に本当に恋愛感情があったとすると、として「これはつらい事件です。どっちの立場にたっても」とまとめた。

   番組では、この事件も裁判員裁判になると指摘した。どんな審理になるのだろうか。

文   赤坂和郎
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