なぜか元気な麻生首相 鳥越「あんたが張本人。おかしい」

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   <テレビウォッチ>大敗後初めて自民党議員が一堂に会した9月8日の両院議員総会。吹き荒れた逆風選挙を依然引きずったまま、かじ取り役不明の大荒れの総会だった。

   番組は、その模様をVTR で再現したが、若手、中堅議員の突き上げで苦渋の表情の党執行部の中で、なぜか晴れ晴れした表情(?)の麻生首相の顔が……

   逆風選挙後、初めて顔を合わせた議員たちの話題はやはり逆風のすごかったこと。「私(小選挙区で)負けちゃった。最悪……」と、野田聖子・消費者担当大臣が同僚議員に……

   で、この日の議題は、9月16日の総理指名を白票でだすか、名前を書くか。名前をかくなら誰にするか。

   「自民再生」の次期リーダーは28日にじっくり決めようというのだから、16日の総理指名に書く名前が決まったとしても、28日までの『暫定リーダー』。

   執行部は「白紙を投じよう」との思惑が見え隠れするが、若手・中堅議員が「名前を書くべきだ」と反発。暫定リーダーを決めるのすら大荒れなのだ。

   結局、総会では総理指名の選挙直前に麻生首相の辞任表明と「困った時のワカバヤシ」で、若林正俊・両院議員総会長の名前を書くことで一致した。

   大荒れの原因は、もとはといえば「麻生の名前を書きたくない」から始まったのだが、なぜか元気のいい表情の麻生首相が、「困ったときのワカバヤシ」に決まったとたん、マイクを取って「本人の意思も聞いてやれよ!」と。

   ジャーナリストの鳥越も「麻生総理が意外と元気なんだよね~。『これから野党だ、強固な野党をつくっていく』みたいなことを言われると、あんたが野党にした張本人、ちょっとおかしいなと……」。

   まさにKY 空気が読めないのか、それとも読め過ぎてショックからの逃避なのか、いずれにしろ場の雰囲気から1人浮き上がっていた。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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