<テレビウォッチ>金沢市の宗教法人の代表をつとめる男性が国税局から10億円の所得隠しを指摘された。なんの所得かといえば、自身のDNA情報入りICチップを貼り付けたガラスの置物を売った利益だという。
この宗教法人の事務局長が取材カメラに語ったところでは、置物は「先生(男性)そのものが、この中に入ってる」という「ご神体」的なもの。DNAやICチップを導入するなど、ご神体も時代に合わせて科学的に進化しているようだ。
その一方で、御利益のほうは昔ながらの開運グッズ的伝統を受け継いでいる。「病気の話をすると誤解を招くかもしれませんが、これで身体が良くなった人は数限りなくといっていいほどいる。持った方の気持ちが変わるようなことは常にある」(事務局長)
さて、件の男性は昨年宗教法人を買い取って代表に就任したのだが、それまでも「ご神体」を売っていたという。その利益は個人所得のはずだが、非課税の宗教法人の所得を装っていたそうな。
VTRが終わると、司会のみのもんたは「宗教法人の代表に就任してからやれば、非課税だったわけですね」と釈然としない感じでコメントした。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト