自民党、いつ「終わっていた」か 石破農相が分析

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   <テレビウォッチ>「1夜にして永田町の顔ぶれがガラリと変わりましたね~!」(キャスターの赤江珠緒)

   今朝(8月31日)は、30分間延長して『真夏の政権選択スペシャル』。その中で、自民党から石破茂農水相と河野太郎が参加し『自民党はなぜ敗れたか?』を取り上げた。

   赤江が「石破さんは小選挙区で圧勝だったわけですが、現職閣僚の皆さんも苦戦するような厳しい戦いでしたよね~」と。

   これに石破が「厳しかったですね。自民党すべてダメなのだという『風』でした。(どこがダメかというと)内輪の論理が優先したということですよ。選挙のやり方にしても国民のほうを向いていたのか、自民党の中で己を律する厳しさがあるかどうか国民は敏感に見抜いていたと思う」。

   確かに、リーダーシップに欠け、中身のない演説を繰り返す麻生首相の責任は大きいが、その『風』は麻生首相だけに責任があるのかというと疑問がある。

   自民党はいつから国民に見放されるようになってしまったのか??鳥越俊太郎は次のような説を……

   「自民党離れはだいぶ以前から始まっていて、小泉さんの時、劇薬みたいな形で、一瞬、生きかえらせてもらったが、結果的には劣化現象が続いて今回に繋がった」

   さらに石破が、具体的な総括を。

   「森総理の時に実は自民党は終わっていた。ところが小泉さんが「私がぶっ壊す」と出てきたが、そうはならなかった。国民はそれに対する失望感があった。一昨年(2007年)の参院選はまさしく今回を予言していたと思う。

   もう1つ、4年前の小泉郵政選挙は勝ったように見えますが、地方では軒並み票を減らしている。表面の数におごったところがあった。私自身は敗北だったと分析してそこから選挙を始めたんです」

   続いて石破は「町村合併で自民党を支えてくれた町会議員さんや村会議員さんが少なくなった。建設会社もかつての力がなくなった。農協もかつての面影はない。それを置き換える努力が足りなかった結果が今回ということだ」。

   鳥越の「政権運営がダメだったということですかね」に、今度は河野が総括した。

   「何のための解散なのか、まずメッセージがないんですよ。任期満了で選挙やった方がよほどスッキリする。骨太の方針をつくっていながら、全く違うマニフェストがでてきたって信憑性があるわけないじゃないですか。
ボクは野党になってちょっと喜んでいるところがある。こうしないと自民党は変えられないから……」

   31日未明に確定した政権交代の結果を総括するだけに、ボロクソで生々しい。

文   モンブラン
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