<テレビウォッチ>きのう(8月30日)夜終わった32回目の「24時間テレビ」。パーソナリティーに、チャリティーが菅野美穂、番組にベッキー、ネプチューン、メインに NEWSなどを擁して終わったのだが、たったひとつの誤算が、呼び物のマラソンが時間内にゴールできなかったこと。
ランナーはイモトアヤコ(23)。珍獣ハンターでの体を張ったルポ、太く描いたマユが売りだが、陸上をやっていたなどから、ウッチャンの内村光良が選んだという。
女性としては最長となるフルマラソン3本分、126.585キロを24時間で走る予定だったが、ひざの痛みや途中の雨と寒さなどから、番組終了の20時57分には、まだ1キロを残していた。練習でひざを痛めてしまったのが本番でも響いた。
そこで「スッキリ」が、そのあと起こったドラマを一挙に、というわけだ。
東京ビッグサイトの会場では、放送終了後もスタッフから観客まで何百人もがイモトを待ち続け、「イモト・コール」のなかゴールしたのが21時12分だった。テープを切ったイモトをNEWSの手越祐也がしっかりと抱きしめた。イモトは手越のファンなのだと。「感動しました」と菅野美穂やベッキーが涙ぐんでいる。
「皆さんのおかげです。いちばん幸せな24時間」、母には「お母さん、走りきりました」といってるところへ、内村が「お前普通の顔になったな」。雨でトレードマークの太いマユがはげ落ちてしまっていた。
加藤浩次が「天候の悪い中をよくがんばりました」
テリー伊藤が「あのときみんなに励まされたのが力になる」
三船美佳も「マユ毛がなくても、最高に輝いていた」
24時間テレビでは、テリーのプロデュースになる「ダンス甲子園」で、女子高生のチームが初めて勝った。
テリーは「4回目で初めて女の子。よかった」
加藤も「あの女の子たちすごい」
テリー「世界でやったら、日本が優勝するんじゃないか」
ほかに、2年越しになっていた盲目の少女、立木早絵(16)の津軽海峡横断も成功した。
日テレは、24時間テレビのあと、そのまま総選挙の開票速報に移行したのだが、視聴率は各局の中で最高を記録したという。エンタメから入るのが、正しい政治への入り方?