<テレビウォッチ>元米国大統領ジョン・F・ケネディの弟に当たるエドワード・ケネディ上院議員が亡くなった――というので、番組はJFKの父ジョセフから3代の家系図を表示して、ケネディ家の「悲劇」を紹介していた。
「名門中の名門でしょ、ケネディ家って」と番組司会のみのもんた。
ケネディ家は19世紀半ばの「遅れてきた」アイルランド/カトリック移民で、JFKの父、祖父は水(酒)商売で一財産を築いたことで有名だった。「名門」の定義もいろいろだろうが、ケネディ家はアメリカのなかでもわりと新興、どちらかといえばJFKまでの3代アメリカンドリームというイメージ――。
と、筆者的にはそんなふうに思っていたのだが、ワシントン特派員だったという金井辰樹(東京新聞・中日新聞政治部デスク)によると、みのの言うとおりなのだった。「アメリカって比較的歴史の浅い国で、家系図が出てくることは少ない。ケネディ家はほんとに数少ない名家ですね」。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト