<テレビウォッチ>きのう(8月25日)速報で伝えたマイケル・ジャクソンの死因について詳しく報じる。この『事件』ではマイケルの専属医が致死量を超す麻酔薬を投与したのでは、と疑われている。
そこで、専属医が投与した薬剤の種類、量を、岸本哲也リポーターがフリップを使って説明する。複数の精神安定剤、全身麻酔薬が夜を徹して次々に与えられたことがわかる。ついに、10時40分、全身麻酔薬プロポフォール25ミリグラムが静脈投与される。トイレに行った専属医が2分後、戻ったとき、マイケルは既に呼吸していなかったという。
番組が話を聞いた専門家によると、全身麻酔薬プロポフォール25ミリグラムというのは、致死量ではないが、ほかの薬との相互作用で呼吸が止まることもあるそうだ。とくに問題なのは、投与後に専属医がその場を離れたことで、目を放してはいけないらしい。もともと全身麻酔薬は、手術室、集中治療室でしか使われないものだという。これだけ材料が揃うと、専属医が責められてもしかたない気はする。
小倉智昭が「最初からおかしいと思っていたけど、これだけ大量の薬が投与されていたとは」と驚くと、高木美保は「いくら(睡眠剤を)やってくれと言われてもやり続けるのは医師としてどうなのか。マイケルとの契約が切れると困る理由があったのか」と疑問を口にする。ここでデーブ・スペクターが、専属医が月に1500万円もらっていたとの情報を披露。
小倉が「月に1500万円も払って死んだんじゃたまらない。ふつう医者は生きるために……」と声を高めた。
岸本によれば、専属医は過失致死の罪に問われる可能性があるとのこと。この医師がどうしてマイケルにつくようになったのか、いきさつを教えてほしかった。